「パソドブレって何?」

こんにちは
講師の中村誠です!

今日はパソドブレについてお伝えします

まず、パソドブレとは…ラテン種目の一つでスペインの闘牛士とフラメンコをイメージしたダンスです!
主に男性はマタドールで女性は闘牛、ジプシー、ケープなどステップを通して様々な役を演じることが多いです。

そして最も特徴的なのは他のラテンダンス4種は女性が主役なのに対し、このパソドブレは男性が主役であることです
男性は特に気が抜けないですね。まぁ他の種目でも気は抜いちゃダメですが

なのでラテンダンサーにどの種目が一番キツイかを尋ねた時にパソドブレと回答する率が高めな気がします!
ちなみにスタンダードメインで踊ってる僕はタンゴが一番キツイです
パソ同様に下に圧をかけ続けるのが体力使うのかなぁ

パソドブレはスペインで生まれた

このパソドブレ、どの様に誕生したかというと元々は闘牛の際に流れる入場曲(行進曲)の総称の事を指します。
そして時が流れる中でこのパソドブレが舞踏曲として用いられる様になり、やがて民衆の中でもパソドブレの曲に合わせて踊られるようになりました。
元々は音楽名だったものがダンスに変わったんですね

ワルツの成り立ちの時にも書きましたが貴族↔️民衆どちらの間にもウケないとダンスが発展していくことは難しかった様な印象を受けますね。貴族達の間だけで流行っても、民衆の中だけで流行っても続かないというか

なんで「パソドブレ」なの?

「Paso  doble」はスペイン語で「歩 2つ」つまり「ダブルステップ」(倍のステップ)と言う意味です。
なので曲はキレが良く早い2拍子の行進曲で構成されています

でも、何故ステップ名はフランス語が多いんでしょうかね??
例えばアペルはフランス語ですがこれは英語のAppeal(アピール)やCall(コール)に相当するそうです。
だからバンッ!とキレ良く音を出すのでしょうか?(大きい音を出せばいいというものではありませんが)

他にも豚を串刺しにすると言う意味のクードピックもフランス語です。
あれ、スペイン??フランス??どちらが起源なの???

と言うことで、今回はパソドブレについてお伝えしました
半ば強引な締めくくりになってしまいましたが、今後スペインなのか?フランスなのか?勉強して分かった時にまたパソ第二弾の記事を書こうと思いますので期待してお待ちしていてください

それでは、また次回の更新でお会いしましょう♪