クイックステップの始まり

こんにちは
講師の中村誠です!

少しお久しぶりになってしまいましたね

そんな今日はクイックステップについてお伝えします!

クイックステップとフォックストロット

ファンも多いこのクイックステップはその名の通りスピード感と軽快さが特徴のダンスです。
競技会などでも軽やかなステップと元気で明るい表情で踊る、観ていてとても楽しい種目ですね♪

そんなクイックステップが誕生したのは1920年代、フォックストロットがベースとなります。
フォックストロットを遅いテンポで演奏し、それに合わせて踊られるようになったのがスローフォックストロットというお話を前回のスローフォックストロットの始まりという記事で触れましたね

そのフォックストロットをあるバンドが非常に速いテンポで演奏したことが始まりです。
それ以降「早いフォックストロット」と「遅いフォックストロット」がより表面化され、全く異なる2種類のフォックストロットが踊られるようになりました。

そして時が流れ、イギリスのダンス教師協会はスローフォックストロットとクイックステップを正式に2つの種目として独立させた事により今日のスタンダード種目の仲間入りという形になっています。

クイックステップとチャールストンダンス

そんなフォックストロットが二分化した背景にはチャールストンダンスが世界的に流行した事が関係します!

このチャールストンダンスとはサウスカロライナ州のチャールストン街で踊られ始めたダンスです。
両膝をつけたまま足を激しく外側へ跳ね上げるのが特徴ですね。
クイックのステップはそんな背景が見えるようなコミカルなものが結構あります。

ダンスが流行れば当然ダンスバンドもまたチャールストン用のテンポの速い曲を多く演奏するようになっていきます!その曲こそが今私たちがクイックステップで踊っているものです。

遅くすればスローフォックストロット、早くすればクイックステップ…確かに両方ともジャジーなものが多いですよね!

いかがでしたでしょうか?
スローとクイック、元は同じでテンポの違いから二分化していったものだったんですね!
今後は曲にも注目して踊るとスローとの対比で面白いかもしれませんね♪